YAMAHA MT-10

メインマシンであるYAMAHA MT-10

このバイクはMTシリーズの最高峰モデルとして企画・開発されたモデルです。 「意のままに操れるストリート最強スポーツ性能」と「多用途で楽しめる機能」を集約させたモデルで、 エンジンは元となったYZF-R1のエンジンを元に低中速のトルク特性を重視したセッティングを施し、クロスプレーン型クランクシャフトの特徴であるリニアなトルク感とコントロール性を備えたエンジン、「MT-07」と同じ1,400mmのショートホイールベースとするなど、軽快なハンドリングをもたらすシャーシ、積極的なスポーツライディングからツーリングまで幅広いシーンに適したライディングポジション、クルーズコントロールシステムなど多用途で楽しめることに配慮した各装備、「The King of MT」のデザインコンセプトによるフラッグシップモデルとしての存在感や引き締まったボディなどが特徴のスタイリングとなっています。

実際のところ、4気筒クロスプレーンエンジンは、一般的なフラットプレーンエンジンである180度クランクと異なる270度クランクを採用しており、どちらかというと、多くの180度V型4気筒エンジンと同じ爆発間隔となっているため、かなり特徴的なサウンドや吹け上がり感を感じることができます。すなわち、フラットプレーン4気筒エンジンのような2字曲線的に吹け上がる官能的なフィーリングではなく、低回転域ではドコドコ、ドロドロといった2気筒的なエンジン音、しかしながら4000回転を超えるあたりからのズバババといったV4型エンジンのようなフィーリングを感じさせてくれます。よく言われる事が4気筒らしからぬエンジン、気が付けばとんでもないスピードが出ているといった評価を聞きます。
たしかに、高速道路などではスピードメータを気にしていないと、あっという間に法定速度を超えて…ということもありがちなことではあります。

逆に言うと、気が付けば…という表現のとおりストレスを感じることなく、ハイスピードツーリングが可能なバイクであり、下からの強大なトルク感と高回転までストレスなく回るエンジンで長距離を走るツーリングでも疲れも少なく長距離移動が可能なバイクだといえます。
購入後5年経過しましたが、今のところこのバイク以上に欲しいと思えるバイクも無く(セカンドマシンとしてなら他に欲しいバイクは山ほどありますが)当面乗り続ける予定。
実は、購入直後は早々にに手放すだろうなと思っていたのですが、これまでに20台以上乗り継いだバイクの中で一番長く乗り続けているバイクになってしまいました。