Ocypus L36 BK ARGB 簡易水冷クーラー

一般的なPCパーツショップでは売っておらず、主にAmazonで売っているPCパーツメーカーって結構あったりします。
某有名YouTuberであるS氏が「PCパーツメーカーの闇」などという動画を上げていたりしますが、実際のところどうなのよ?てことで、実際AmazonでOcypusってメーカーの簡易水冷を買ってみました。

最近の簡易水冷って、ファンがARGBでピカピカ光ったりするのが主流ですが、ポンプヘッドのところにLCDが搭載されていて、CPU温度とか、CPUクロックとかを常時表示させることができるものがものすごく増えてきています。
走りとなったのは、CORSAIRだったり、NZXTだったりしますが、中華メーカーで大躍進を遂げたDeepCoolあたりがLCD搭載クーラーをバカ安で売り出したことで大ブレイク。今では、CORSAIRやNZXT以外の大手パーツメーカーもこぞって参入しています。特にマザーボード大手のASUSやMSIなどもLCD付きモデルを発売しだすあたり、この流行はしばらく続くものと思われます。

さて、今回のOcypus、デザイナーがもともとDeepCoolのデザイナーだったこともあって、本家に負けないような奇抜なポンプヘッダーを備えた簡易水冷を発売してきました。今回購入したものが、まさにそれでしてLCD付き簡易水冷としては驚きの16,000円台というバーゲンプライス。NZXTあたりだと最新のKRAKEN PLUS ARGB 360mmクーラーが5万円近くすることを考えると、異常とも言えるでしょう。
KRAKENシリーズは私も使っており、実に使いやすく、特にLCD表示機能が多機能でありお気に入りの製品ではありました。今でも使用していますが、価格の高さから2セット目を購入する意欲もなく、ほかのLCD付き簡易水冷を探していたのですが…
実は、DeepCoolとかCoolerMasterとかのLCD付き簡易水冷も使っては見ました。しかしながら、結果は惨憺たるもので、本来の目的であるCPUクーラーとしての機能には問題はないのですが、肝心のLCD部分がいろいろと難ありでした。
具体的には、だいたいこういったモノって、LCD表示用にマザーボードの内部用USB2.0ヘッダーから出力されるのですが、これとの相性問題や、ケーブルの結線不良などでLCD表示部が短いと1日、長くても1週間程度で表示できなくなるものばかりでした。その結果、買った簡易水冷クーラーは全部で4台。すべて上記の原因で使い物にならなくなっていきました。また、LCD表示部の表示内容が小さかったり、暗かったり、あるいは表示内容が限られるものだけだったりするもんですから、なかなかKRAKENに代わるものが見つからなかったというところでした。

そんな状態だったので、あまり期待はしていなかったのですが、Ocypusというあまり聞いたことのないメーカー製で、ポンプヘッダーのデザインがかなり変わっているといった紹介動画をYoutubeで発見。価格もLCD付きとしては安かったこともあってAmazonで購入に至ったということになります。
結果、これまでに購入したどんな簡易水冷クーラーよりも優れていた…という話になります。

パッケージ。やや小汚いといった印象ですが、中身に問題はありませんでした。それよりも特徴的なのがLCD表示付きのポンプヘッダー部分。わりとのっぺりとした印象の多い他メーカー品と比べてもかなり異質な感じが伝わってきます。

内容物。ほかのメーカーと比べても安っぽいといったイメージはありません。また、ラジエーターに最初からファンが取り付けられているっていうのも最近の簡易水冷クーラーっぽいと思います。

ヘッダーそのものは2点止めとやや古めかしい感じがしないでもありませんでしたが、性能には特に問題はなさそうです。取付金具も、AM4、AM5、INTEL用も最近のマザーボードであれば問題なく使用可能。また、INTEL用取付金具のバックプレートは金属製。AMD用、INTEL用として使うヘッダーに取り付けるブラケットはスライド式で最近の他メーカー品と同等な取付方法です。

これが最も特徴的なLCD表示部。やや埃っぽいですが、きちんとぺりぺりで保護されていました。空洞部分から見える後ろ側のところがARGBライティングとなっており、その光が手前がのリング部に間接照明っぽく反射されるといった表示形式。なので、ARGBライトがまぶしいと感じることがありません。

取付は他メーカーと同様、AMD用リテンションを取り外し、そこにスタッドを立ててスタッドにネジで固定という、他メーカーとほぼ同等の取り付け方になります。

グリスは定番のMX-4を使用。一応、本製品にもグリスは付属するのですが、安定と信頼のMX-4を使用しました。

米粒くらいの大きさ。で、リテンションは金属製のリンテンションを取り付け。

最近はそのままCPUクーラーを取り付けるのではなく、塗り広げるようにしています。IKEAのカードをヘラ代わりとして使っていますが、硬さと言い、使い勝手と言い大変使いやすく、塗り広げるのに都合がよろしいんです。で、塗り広げることのメリットは、AMDのCPUは見ての通り、真四角ではなく、カニの足みたいな形状になってまして、グリスがこのカニ足の間にこぼれ落ちるんですよね、なので、塗り広げることでこぼれ落ちにくくしています。

で、完成。デフォルトの表示にとらえずしています。
Ocypusのソフトウェアって、以前は勝手にDLしてきたりするので評判悪かったようでして、某YouTuber、S氏も散々酷評してましたけど、本製品については勝手にDLすることはなくなったようです。Ocypusのサイトから無事DLもできましたし。ただ、回線が細いのか、やや遅めでした。

Ocypusのソフトウェアについて

実は、Ocypusのソフトウェアってかなり出来がいいです。
標準では、数種類のGIF画像が用意されていまして、それに乗っける形で各種ステータスが表示されるようになっています。
しかし、カスタマイズがかなり広範にわたってできるようで、画像はいらない!それよりもいっぱいステータス表示をさせたい!なんて人にはかなりおすすめです。

これカスタマイズしたLCDの表示ですが、上から、CPU名、CPU温度、CPU使用電力、GPU温度を表示させています。しかも、これってそれぞれのステータスの位置と大きさを変えられます。一番目立つようにCPU温度を表示させ、下のほうはやや小さめにGPU温度を表示、さらに小さくCPU電力を表示。

下のGPU温度のところをCPU使用率とGPU温度のバーグラフに変更。
もっといろいろとできそうですが、とりあえずこれが一番見やすいのでこの表示形式で落ち着いています。ほかにもいろいろと表示可能でして、実は、このステータス表示って、HW Infoから拾ってるんですよ。したがって、HW Infoで拾えるデータであればほぼ表示が可能。表示できる面積が小さいので、すべては表示できないかもしれませんが、種々選択すればかなりカスタマイズできそうです。

ほかの簡易水冷クーラーのヘッド部分表示って、カスタマイズ可能とはいえ、かなり表示内容がメーカーごとに違ったりします。例えば、DeepCoolなんかでもいろいろな表示は可能ですが、表示できる内容がかなり限られます。また、CoolerMasterのAtmos2でも表示内容はかなり限られるし、そもそもフォント自体もかなり小ぶりなんですよね。しかもサイドパネルガラスがスモークだったりすると、かなり見ずらい。その点Ocypusのソフトはフォントの大きさ(というか表示そのものを大きくする)が変えられるという点だけ見ても、相当優れていると言えると思います。

ただ、惜しむらくはYouTuber S氏が語っていたように、会社としての体制がまだまだ整っていないのか、かなり酷評していましたが、いまだに国内の代理店がないという点が不安点です。現状、Amazonでしか買えないってことが、対ユーザーといった点でみるとかなりマイナス点となるのはしかたないとは思います。
それでもこの内容で、この価格といった点だけでも購入検討する価値はあるとは思います。
今後、国内の代理店が整備されてくれば、DeepCoolが死に体であることを考えればワンチャンあるかもしれません。CPSなんかも同じようですが、こちらは代理店も整備されていますし。
また、今後政治がらみでの中国との関係もどうなるかわかりません。ひょっとしたら、禁輸措置なんかもある得るので、コスパ最強のOcypusも国内には入ってこなくなるかも…

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