SV650 ABSのインプレ その1(見た目編)

前回ご紹介した、このたび納車されたSV650について

9月30日に納車となったSV650については前回第一印象についてアップロードさせていただきましたが、街乗りや通勤で使用してやや走行距離も伸びてきましたので、ここまでで気づいた点を書いていきます。

上の2枚の写真ですが、上がSV650、下がMT-10のステップ回りです。

2016年、現行SV650が発売された当初、なんだか安っぽいなぁと感じたところがこのステップ回りの部分です。MT-10のステップに対して、SVのステップが妙に安っぽい。その理由ですが、ステップに刻まれた滑り止めのギザギザがMT-10のほうが細かいのに対して、SVのほうのギザギザが荒っぽいのです。さらにリアブレーキの部分がMT-10のものが中抜きされているのに対して、SVのほうがギザギザのプレートを曲げただけ、というように見えてしまったんです。

ウィンカー、メーターパネル、リアテールランプの写真ですが、これら、すべてが他車種からの流用です。

ウインカーとメーターパネルはGSX-S750と、リアテールランプはGSX-R600などからの流用となっています。メーターパネルは若干デザインが異なりますけど、ほぼ同じですね。
もっともこの辺りは他メーカーでも同じようで、MT-10のテールランプも初代MT-09とおなじだったりしますが。さらに言えば、バックミラーなどはどれもこれも同じなんてこともあります。

ラジエーターからの伸びるパイプ。パイプの型番が丸見えとか。

まぁ大型スポーツ系バイク最安なのでこういったコストダウンは否めませんね。
ただ、逆に考えると、走りに関係のないところは思いっきりコストダウンを図っているとも言えるわけで、特段いやだというほどのものでもありませんし、このような事を分かったうえで購入しているので問題はないのです。

さらに言えば、以前乗っていた、ホンダのNC700Xってバイク、このバイクこそコストダウンの権化ともいえるようなバイクでしたし、明らかにメーカーも割り切っていたようで、「大型最安バイクを作って販売する!」って公言もしていました。NC700Xはあまりの安物感で発売直後は爆売れしましたが、すぐに売り上げが低迷し、750CC版にアップデート、もっとも教習車との絡みもありましたけど、750CCにアップデート直後に外観に高級感をもたらすべくマイナーチェンジを行っていますね。その結果大幅値上げとなり今に至っていますが、ホンダはその後も大きなテコ入れも行わず放置状態です。

それに比べて、SVはコストダウンをしっかりと行ってはいますが、走りに直接関係のないところでのコストダウンを図っていることが、少なくともホンダよりははるかに良心的だと感じるところです。

で、肝心の走りは?というと、これまたきわめて穏やか、かつパワフルといった走りを見せてくれます。

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