クシタニ K-2851 ソリッドブルゾン

クシタニ今年の秋冬モデル⁽2023~2024)が発売されてしばらく経ちました。例年8月の終わりごろから9月の初頭にかけて発表、10月初頭にかけて順番に発売されますが、今年のモデルで一番の注目は、このソリッドブルゾンだと思います。

クシタニ 2023~2024秋冬ウィンタージャケットでは、これまで発売されてきたインナー一体型のアニフェスジャケットと、インナー別体型のウィンターフィンジャケットがディスコンとなり、代わりにソリッドブルゾンというインナー一体型の新たなジャケットが発売されました。

私自身、今シーズンの冬モデルはK-2848 アキュートジャケットを買ってはいましたが、ソリッドブルゾンにも興味はありましたので、街乗り用として購入。これまで、街乗り用としてウィンターチームジャケットを使ってはいましたが、そろそろくたびれてきていたこともあり、入れ替えました。

後ろ側。首回りにスラッシュフジサンマークが入っています。生地と同色なので目立ちませんが、リフレクト素材を使っています。また、脇の部分がストレッチ生地になっているのが見て取れますね。

その脇の部分。防風ストレッチ生地。クシタニジャケットではおなじみな素材ですね。サイズ調整用のタブも装備されています。また、内側にはストームガードも装備。この辺りは流石クシタニ。抜かりはありません。

首元ののどに当たる部分にはコーデュロイ生地を使用。首元へのあたりがソフトな印象を与えています。また、胸ポケットの部分にもコーデュロイ生地を使用。最近のクシタニジャケットでは結構胸ポケットの蓋となる部分によく使われています。

その胸ポケットと、その上に配置されたワッペン。革製のベースに金属製スラッシュフジサンマークが貼付されています。これも最近のクシタニジャケット、特にアーカナシリーズから採用され始めました。

袖口。ファスナーで閉めるタイプ。なので、グローブをはめたときにグローブをインする際にはここで調整ができますね。ショート丈グローブを使うときに重宝しそうです。

ファスナー下側の前盾。ガソリンタンクの傷つき防止。まぁ、これはどこのメーカーでもライディングウェアにはほぼ必須装備ですので。

腰回り。いわゆるリブですね。このリブのゴムがかなりきつめ。なので、ストームガードを使用せずともかなり冷気の侵入は防げるものと思います。

このジャケット、かなりゆったりとした作りになっており、インナーウェアやミドルウェアも結構着こむことができそうです。いきつけのクシタニプロショップの店長もおっしゃってましたが、ブルゾンですから…と。
一昨年のEX-2273 EXミリタリージャケットのようなイメージと言えばわかりやすいかもしれません。

肝心の性能についてですが、やはり別体式のウィンタージャケットと比べれば防寒性能はやや劣ると感じます。
ただし、クシタニ自体も街乗りやショートツーリングを想定したモデルだということを公言していますから、純粋に防寒性能を求めるのであれば、アキュートジャケットやアロフトジャケットを買ったほうが間違いはないと思います。

このモデルの一番のウリはおそらく街着で使えるということだと思います。デザイン的にもライディングウェア然としていませんし、派手なロゴもありません。
それと、ブルゾンですから、と言ったクシタニショップ店長のお言葉…それなりのツーリングで使うならば、大き目なんだから、インナーとかミドルウェアを工夫してね!ってことだと思います。
ちなみに、同じく今年モデルから発売された、ミッドインナースリーブ、これと組み合わせると、アキュートジャケット並みに使えるようになりますしね。

昨年までのクシタニウィンタージャケットはどちらというと、ライディングウェアらしい、アキュート系やキマイラ系、アウトドアウェアっぽいウィンターアメニタジャケットやアニフェスジャケット、それとヘリテージデザインを意識したアーカナ系やフィンジャケットなど、どれもライディングウェアを意識したモデルでしたが、このソリッドブルゾンはライディング用としてのウェアではなく、街着としてのジャケットで、バイク用としても使えるよ!って感じのウェアではないかと思います。
初めてのクシタニ製ウェアを使ってみたい、というご新規さん獲得という役割も併せ持っているのではないかと思われるジャケットでもあります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA